主な事業Project
御前崎港視察会
2024年の御前崎視察会
~御前崎港の魅力を情報発信~
御前崎港の一層の利用促進を図るため、今年で18回目となる「御前崎港視察会」を5月28日(火)と6月11日(火)の2回に分けて開催し、荷主・企業、船会社等の方々計220名余にご参加をいただきました。
午前の説明会は、港近くの御前崎地区センターで行い、冒頭、御前崎港ポートセールス実行委員会副委員長の杉本牧之原市長の挨拶(5月28日)及び同じく副委員長の下村御前崎市長の挨拶(6月11日)の後、栁原御前崎港管理事務所長が御前崎港の利用・整備状況などを説明しました。
次に、遠藤静岡県交通基盤部道路整備課国道班長から、令和6年度中に金谷御前崎連絡道路の倉沢ICから国道1号バイパス菊川ICまでの区間が開通し、御前崎港から国道1号までが直結することによる効果等について説明がありました。
続いて、御前崎港振興会の髙野御前崎市企業港湾室長が、御前崎港を利用した場合に助成されるインセンティブについて説明を行った後、森田清水税関支署御前崎出張所長に御前崎港の最新の通関状況等を説明していただきました。
そして、東海~関東国際フィーダー航路の国内定期コンテナ航路を運航するOOCL日本支社の植原統括部長から、会社や航路、或いは最新の取り組みなどについて、プレゼンテーションをしていただきました。
昼食後、参加者はバスに分乗しコンテナターミナルに移動し、荷役の実演等を視察しました。
バスの車内では、コンテナターミナルに向かうルートの周辺のスポットや設備などについて、御前崎港管理事務所の担当者から説明がありました。
あいにく、両日とも予定していたコンテナ船が天候等の都合により入港できませんでしたが、ターミナルではバスから降車し、トランスファークレーンでのコンテナの移動やトップリフターによるトラックへの積み込み、トラックのシャーシーからガントリークレーンのスプレッダでのコンテナの吊り上げの仕組みや、コンテナ船への積み込みを見立ててのガントリークレーンの動作の様子など、コンテナ荷役を再現する実演を視察しました。参加者は、普段は見られないコンテナの底部の様子などについても実見し、約1時間に及ぶ担当者の詳細な説明に熱心に聞き入っていました。
また、西埠頭岸壁では、ヤードに並んだ自動車がどのように自動車運搬船に積み込まれていくのかなどについて説明を受けました。
途中、10月から稼働が開始される見込みの木質バイオマス発電所の前で停車し、発電所の設備やスペック、発電の仕組み、燃料の輸入量や燃料船の便数、埠頭での荷役の流れなどについても説明を受けました。
御前崎港セミナー
2019年の御前崎港セミナー
令和元年10月18日、浜松市内のホテルにおいて、御前崎港の利用促進のため、荷主・企業、船会社、物流関係者等の皆様をお招きし「御前崎港セミナー」を開催いたしました。
今年も、200名のご参加をいただきました。
このセミナーは2部で構成され、第1部は講演会をメインとしたセミナー、第2部は交流会となっております。
第1部では、栁澤重夫(御前崎市長)御前崎港ポートセールス実行委員会副委員長の開会挨拶に続き、ご来賓として、石川晃三浜松商工会議所副会頭並びに元野一生国土交通省中部地方整備局副局長、鈴木利幸静岡県議会議長からご挨拶をいただきました。
ご来賓の国の関係機関や、御前崎港に寄港している船会社の皆様のご紹介に続き、鈴木雅則御前崎港管理事務所長が御前崎港の整備状況や利便性を紹介いたしました。
次に、齋藤順也御前崎市企業港湾室長(御前崎港振興会)から荷主企業に活用いただけるコンテナ船やバルク貨物およびRORO船利用のインセンティブ(助成)制度など4種類の優遇制度について説明し利用を呼びかけました。
その後、みずほ総合研究所アジア調査部酒向浩二上席主任研究員から「通商新時代におけるASEANの戦略と日本の役割」という演題でご講演をいただきました。
第2部の交流会では、主催者を代表し、実行委員長の川勝平太静岡県知事が挨拶をいたしました。
また、ご来賓として開催地浜松市の長田繁喜副市長のご挨拶をいただいた後、杉本基久雄牧之原市長による乾杯の発声。その後、参加された皆様には、それぞれ商談や情報交換など和やかな雰囲気の中で交流を深めていただきました。
盛況のうちに閉会の時間となり、杉山雄二静岡県交通基盤部理事より、ご参加の皆様に御前崎港のご理解とご支援をお願いして閉会いたしました。